2013年06月17日

海原の藻屑の夢よ夏の月



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 万葉集を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★







★ 万葉集を遊ぶ交心v13t061703

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海原の藻屑の夢よ夏の月

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 遊呼さんより交心をもらい関心事の万葉集をあそぶをひきつづき楽しませてもらいました。調子に乗った甘えを寛容願って無駄事の饒舌の児戯です。つい夢中になって時を忘れてしまいます。


 スローライフ迷宮遊ぶ五月闇   仁


 心優しき物の怪に遇う


 額田王の出自もよく分からないままですけれど、推古天皇の縁で宮廷人の教養を身につけ、斉明天皇にその才知と巫女力を認められて宮廷歌人の道を歩みはじめたようです。その才知と美貌が大海人皇子にも見初められて、大海人皇子との幸せな愛の蜜月がつづいていたようです。


 老いの身となりて知りぬる人模様誰に語らん虚仮の古   仁


 大海人皇子より年上らしく、斉明天皇により「添い臥し」として大海人皇子の最初の妃となったという話もあるそうです。ともかく斉明天皇の代わりに歌を詠んで宮廷歌人としてのデビュウーを16歳前後に成し遂げた才女の誉れ高い女性だったのですね。
 推古天皇の縁があるということは、斉明紀のデビュー当時には、出自もはっきりしていたのでしょうし、明確な記録も残っていたのでしょうけれど、持統王朝の『日本書紀』成立によって、日本書紀の記述に反する文物は一切抹消されたし、異議を唱える者は皆抹殺されるか、懐柔されたのでしょう。
 謀反の嫌疑を背負ったまま死んでいった家持の『万葉集』が残っていたのは奇跡だったのでしょうね・・・


 老いの身をしみじみ眺め味わいぬ産土鄙の里の夕暮れ   仁


 平穏是好日。ちっご平野に生を得て70年、善いことも悪いこともほどほどに平穏無事を生かしてもらえた幸運につくづく感謝しています。真似良寛さんも楽しませてもらいながら、生きもうけ、まだ万葉集まで遊ばせてもらえる老いの身を、ただただ喜びつつスローライフの流れにのって大海原の泡と消えていけそうです。


 海原の藻屑の夢よ夏の月   仁


 風吹きわたり雲は流るる





★ 優游575交心v13t061606

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一茶忌を姦しきほど鳴く蛙

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> 雨空を蟇泣く為に生まれけり   遊呼


 鳴くもあそびと戯るる業   仁


 いつもあい風交心ありがとうございます。
 沖縄は梅雨明け、九州はやっと雨模様となりました。雨乞いするように蛙の大合唱もあっています。


 鳴き技に恋の駆け引きあるごとし   仁


 鳴かぬ技には雲雨もなかり


> 万葉集 足引きの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねん   人麻呂


 山鳥は昼間は雄と雌一緒に暮らしながら、夜になると、峰を挟んで別々に寝るんだそうですね。若し恋し合っている雌雄の鳥だったらなんと過酷な習性なんでしょうね。これも自然の摂理で、遺伝子の戦略に拠るのでしょうか・・・

 万葉集ではこの歌は作者不詳らしいですけれど、訳あって会うことも許されない男と女の悲恋が秘められていると読み込まれて、その男の心情の切なさが見事に詠まれていると評判になり、こんな巧みな歌を詠める者は人麻呂をおいてないだろうというので人麻呂作になり、百人一首にも入れられて、有名になったようです。

 独り寝の男の秋の夜長を五七五七全部を使って詠みこんだ技巧の巧みさに感動したのでしょうね。この長い長い夜を一人で寝る男の夢はどんなものなんでしょうね・・・

 何も具体的なことが詠まれないことによって、読む方に、様々な想像力を湧出させる力を持っているんです。その想像力を楽しむのが宮廷文化の本流であり、その歌を作る力、文化力が舞と並んで宮廷遊戯の花だったようです。
 言葉あそびの技が競われたのですね。


 蛙にも鎬を削る競い在り   仁


 声小さくばひとり寝まりぬ


 言葉あそびの技が評価されるには、宮廷人の共通の想像力を駆り立てる内容が、周知のこととして内蔵されていなければなりません。
 ということは、人麻呂自身も、叶わぬ恋をしている当事者として、宮廷人に知れ渡っていた事実があるということでしょう。あるいは人麻呂がそういう周知の事実のある人を詠みこんでいるということでしょう。

 額田王の<茜さす紫野行き標野行き>の歌は宮廷行事の宴の席で絶賛されました。
 この歌が絶賛されるのはこの歌の背景に宮廷人の関心事である現実あるいは歴史的事実が公然と詠みこまれており、しかもそれが遊戯化されて、返歌によってさらに無化されていく面白さにあるんです。
 さて大海人皇子はどう返すだろうという宮廷人の緊迫した空気が漲っていく中で、大海人皇子の返歌がまた遊戯化されて緊迫した空気を無化し、どっと拍手喝采を浴びるんですね。


 井の中の蛙夢見る夢在りや   仁


 老いて井の外脱ける術無し


 額田王は、大海人皇子との愛に満たされた日々を捨てて、十市の幸せを夢観るようになったのかもしれないという想像を楽しむこともできるんです。陰謀の渦中にあって、その陰謀の罠として嵌められた額田王は、己を捨てて、十市の生き残りに夢観る力の全てを注ぎ込む巫女力をフル稼働しました。
 天智天皇が勝っても、大海人皇子が勝っても、十市の将来が保証される勝負に挑まなければなりません。


 大海人皇子は見事に額田王の仕掛けた罠を跳ね返しました。
 おばあちゃんになってもおまえの美しさは衰えないね。そんな魅力に溢れているおまえをどうして憎むことがあろうか。おまえのその美しさと巫女力はぼくにはまだ欠かせないんだよ。十市のこともぼくに任せていいよ。十市も高市皇子のことを気にしているようだからね・・・


 強い巫女力を持っていた額田王は天智天皇の陰謀の全てをその渦中にあって観てきました。斉明天皇の悲劇も観てきました。おそらく大海人皇子に期するところが大きかったのだろうということも想像できます。


 苦労人の大海人皇子は斉明天皇存命中は忍従もしてきましたけれど、白村江の戦い以降の中大兄皇子の陰謀にはもう忍従の限度を越してしまっていたのでしょう。公然と喧嘩を仕掛けたこともありました。知将の鎌足の仲裁でその場は治められましたけれど、悪くすると内乱状態に陥ったかもしれない情勢だったようです。


 独り寝の夢想は尽きず梅雨の闇   仁


 命懸けには遠き世で在れ


 一茶忌を姦しきほど鳴く蛙   仁


一茶神社を祭るが如き




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★★★ 仁の万葉集を遊ぶ交心v13t060101『 虚仮の世は真夏の夢よ遊ばんか 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 都々逸で交心v13t060301『 嬉し恥ずかしあんたの嘘に あたしゃ心もまる裸 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


  


Posted by 青柳仁 at 21:44Comments(0)柿本人麻呂

2013年06月03日

『 いつの世も子らに光を五月富士 』万葉集を遊ぶ交心


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★ 仁の万葉集を遊ぶ交心v13t060203

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いつの世も子らに光を五月富士

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★★★ 仁の万葉集を遊ぶ交心v13t060101『 虚仮の世は真夏の夢よ遊ばんか 』 のコメント4、5への交心です。 ★★★
 


 雲人さん、花人さん、いつも交心とサポートありがとうございます。
 大半の人々はもう二度と戦争はしたくないと思っているのでしょうけれど、主権在民が十分に行使されていない現実がありますね。マスコミに煽動されて劇場政治家が多産されて風潮は止まりませんね。

 未消化のままの時事問題拾い読みの楽しみを遊ばせてもらっています。凡愚老仁も世間が狭くて、知らないことばかりですけれど、知ればやはり色々のこと考えさせられますね。けれどもう現実的な行動の何もできない境遇になってしまいましたので、つい若い頃の煩悶を想い出し、懐かしくなって、追憶の時空にワープして、観自在、若い頃の煩悶の老仁をそのまんま現在の時事問題に逆ワープさせて自問させる言葉あそびを遊泳させてもらっています。謎解き遊びにも熱中していますので、ワープしてきた若いまんまの凡愚老仁を謎の人麻呂と重ねて、何か<希望>らしきものを見つけだせればHappyだろうなぁという気がしています。善悪是非に拘らぬ無漏路遊びも知りましたので、無意味な言葉あそびでも十分楽しめますけれど、不真面目と糾弾されても受容するばかりです。
 鄙の瘋癲老仁の児戯と笑殺くださいね。
 それでも、祈りとしては、未来の子どもたちに自然と恵みの豊かなままの水の惑星を受け渡せるように念じつづけています。


 いつの世も子らに光を五月富士   仁

 蛙も鳥も自然のままに


 > 万葉集03ー0304 大君の 遠の朝廷と あり通ふ 島門を見れば 神代し思ほゆ   人麻呂


 人麻呂が詠んだ「遠の朝廷」は「神代」への懐古の歌です。神代といわれた古にはもっと平和で豊かな人々も安心して暮らしていける、神々と共存する世界があったなぁ。それに比べて今はどうだ。朝廷は陰謀の巣窟となり、官人たちは権力争いに鎬を削り、私腹を肥やし、淫らな欲望に耽溺するばかりだ。こんな朝廷に誰がした、と糾弾しているのでしょう。
 それでは切実に人麻呂が回帰願望を抱く「遠の朝廷」とはいつ頃のどんな「朝廷」だったのでしょうね・・・ヒューマニスト人麻呂はきっと、上関原発に反対した島の人たちの豊かな海と大地を守るため命を賭した林宮司と同じように、人と自然と神々が共存する「神代」の世界を知っていたのでしょうね・・・。


 一茶また終の棲家にカミを観き   仁


 山川草木カミ棲まぬなし


 遠賀在住の奥野正男さんの邪馬台国講座を受講していたのですけれど、病というネアンの旅に迷い込んでしまいましたので、頓挫してしまいました。その講座で、「島門」が遠賀川河口にあることを学びました。その南方の六ケ岳には天照神社があるんです。そして北の麓には長谷寺があり、国宝の十一面観音があるそうです。奈良の長谷寺よりも古いそうですから、ここに古い都があったのかもしれませんね。人麻呂はこの古い都を「遠の朝廷」と詠んで懐かしんだのではないかと思います。
 万葉集で一番長い長歌は高市皇子を礼賛していますけれど、この高市皇子は大海人皇子の第一子で、母は筑紫の宗像徳善の娘で尼子娘という人です。筑紫の有力な海人族です。母の身分が低かったので皇太子にはなれませんでしたが、その豊かな人徳で、後皇子尊とも呼ばれ、持統天皇の下でも太政大臣にまで登りつめることができた人です。ヒューマニスト人麻呂が礼賛する気持ちがわかりますね。海人族の和の心が遺伝し継承しているのでしょう。
 それにしてもどうして天武天皇は大海人皇子と呼ばれ、中大兄皇子に恐れられていたのでしょうね?遠賀川縁の六ケ岳周辺にはたくさんの物部氏の地名が分布しているそうです。遠賀川東岸の香月の地名は葛木ともいい、葛城氏が類推されます。ここに王朝があったとしても不思議ではない気がします。大海人皇子はこの筑紫王朝の後継者だったのかもしれません。蘇我入鹿の子だったと推量する人もいるようですけれど・・・『日本書紀』によって封印された歴史の封印が解かれる世の中になることを念じています。



※   写真は富呼さんより、  お借りしています。


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★★★ 優游575交心v13v053007『 紫草やなりきり巫女の詩詠まん 』 へどうぞ!!! ★★★




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Posted by 青柳仁 at 22:57Comments(0)柿本人麻呂

2013年06月01日

虚仮の世は真夏の夢よ遊ばんか

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★★★ 優游575交心v13v053007『 紫草やなりきり巫女の詩詠まん 』への交心です。 ★★★





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★ 仁の万葉集を遊ぶ交心v13v053101

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五月闇気がつけばもう明日もなし

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 雲人さん、いつも交心とサポートありがとうございます。
 花人さんと比べてもらうと後が続けられなくなるほど恥じ入ってしまいます。万葉集もまだまともに読んだことのない幼稚な凡愚老仁の妄想言葉あそびです。真偽も是非も分からず、見識もないままの妄想ひとり言葉遊びの慰戯です。
 それにしても人間はどうしてこうも同じ人間を殺せるのでしょうね・・・
 人を殺してはいけないというのは洋の東西を問わず戒律となっているのでしょうけれど、有史以来の人間の歴史は人殺しと戦争の歴史ですね。建国の歴史は殺戮の歴史です。人は英雄談を崇拝しますけれど、英雄というのは皆殺人者なんですよね。勝てば官軍で、正義も勝者のものです。天智天皇なんて陰謀の権化のような人ですね。天皇家は親子兄弟殺し合ってきました。則天武皇も持統天皇も殺人者です。米国は銃社会になってしまっている。米国の建国はネイティブアメリカン殺戮の歴史だった。現代もその延長です。

 十市皇女の悲劇はそんな権力闘争の犠牲ですけれど、人間の心情はこれを見過ごすことは出来ないもので、色々な人がこの現実を告発してきたのでしょう。そしてたくさんの告発者が闇に葬られていったのでしょう。柿本人麻呂もそういう告発者の一人だったようです。人麻呂の歌は解明不能の謎を残したままの句が多いようです。
 額田王はそんな中でかなり長く生き延びているらしい。十市の悲劇をどう超克していったのでしょうね・・・

 この迷宮は卑弥呼の迷宮と同じくらい好奇心全開です。凡愚老仁の想像力の及ばない世界です。学問の世界でもタブー閾があるんですね。『日本書紀』を無化するような学問もあるのでしょうけれど・・・


 五月闇気がつけばもう明日もなし   仁


 真偽も知らず楽しむ齢


 殺人に荷担はせぬと花菖蒲   仁


 誰に勝つとはなくて花愛ず







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★ 仁の万葉集を遊ぶ交心v13t060101

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虚仮の世は真夏の夢よ遊ばんか

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★★★ 仁の万葉集を遊ぶ交心v13v053103『 五月闇気がつけばもう明日もなし 』のコメントよりのつづきです。 ★★★
 


 交心の跳躍台に弾まされて、羞じらいもなく妄想言葉あそびで万葉集を楽しませてくださいね。


 『 日本書紀 』の世界は天武天皇の正統性を立証する正史のようですけれど、その内実は持統天皇の天智王朝への回帰の陰謀であり、現人神としての持統王朝の創生でもあったのではないでしょうか。その持統天皇の秘められた夢を構想したのが藤原不比等だったのでしょう。その藤原不比等の内実は現人神天皇を祭り上げて、その政治権力を藤原闇権力が掌握する官僚政治体制を構築したのではないかと夢想してみるんです。藤原摂関政治体制は反対勢力は容赦なく抹殺したのでした。その妖魁が中臣鎌足でしょう。中大兄皇子は自分の野望を満たすために鎌足の権謀術数に填り込んでいったのでしょう。


 虚仮の世は真夏の夢よ遊ばんか   仁


 無明を脱けて唯吾独存


 > 春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣干したり 天の香具山   持統天皇


 藤原宮に立って、律令体制も整え、持統天皇が羽衣伝説に則って自らを現人神として中央集権国家を樹立した達成感をこめて持統王朝を宣言した歌だと読む人もいます。これも政略結婚で大海人皇子に嫁いだ時からの幻想遺伝子の戦略かもしれませんね・・・大海人皇子に天皇位を奪われることを予知した中大兄皇子の政略結婚に託した戦略というわけです。王朝妖怪遺伝子の戦略という漫画的妄想の観念遺伝子を想定してみました。


 罪もなし仁の妖怪蜥蜴の子   仁


 木下闇にて夢想遊泳


 > 万葉集01ー0048 ひむがしの 野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ   人麻呂


柿本人麻呂の代表的な万葉秀歌です。壬申の乱の高市皇子を詠んだ長歌があり、天武天皇に理想を夢見た人麻呂ですから、当時の政治情勢は具に見てきたのでしょう。理想がかき消されていく現実を黙って見過ごすことのできないヒューマニストの慟哭を詠んだ歌が多くなってきます。持統天皇と藤原体制に絶望しはじめたのでしょうか。謎々に暗号化された歌になっていくそうです。その謎解きを追ってみたくなっています。


 > 万葉集03ー0266近江の海 夕波千鳥 汝が鳴けば 心もしのに いにしへ思ほゆ   人麻呂

 > 万葉集07-1304 天雲のたなびく山に隠りたる我が下心木の葉知るらむ   人麻呂


 そして現代もなお藤原史観遺伝子を継承する妖怪がが出没しているようです。同じ構造で暗殺の歴史がくり返されているんですね。
 乙巳の変は鎌足の陰謀であった。その鎌足の陰謀の遺伝子が不比等に継承され、今も子々孫々継承されてきている。そういう政治権力が国体という幻想理念を創出したという言葉あそびの世界を妄想するのも無漏路の瘋癲老仁の楽しみですなんですよ。根拠もない戯れ言ですから、笑い飛ばしてくださいね。


 人麻呂も神となりけり夏の海   仁


 暗号解いて冥福祈れ


 類想すれば、世界の歴史にはフリーメーソン史観というのがあるそうです。国家を喪失し世界中に離散したユダヤ人が影の組織者かもしれません。自由と平等、世界平和が基本理念で、国際連盟、国際連合もこの理念で創出されました。理想と現実の乖離が政治の闇です。

 ヒトラーは600万のユダヤ人を殺戮し、日本軍は南京虐殺、米軍はベトナムでジェノサイドを実力行使した。数万発の原爆があり、今なお核拡散の趨勢は大きくなっている。被爆国日本が核保有を正当化しはじめている現実を誰も止めることができない。・・・
 予定調和の世界は絵空事になってしまったんでしょうね。


 虚仮の世を超えたか星の王子さま   仁


 狐も観えぬ妖怪遊べ


 ≫ 脅迫がたんに言 葉のうえのことではなく、実行への気配が日々濃厚となっていく。親ドイツ熱、 反イギリス熱で国民はカッカとなり、挙国一致そのままにまとめられてしまう。 この勢いに反するものは非国民となるのである。
昭和日本ではいつのころからか暗殺ということが英雄的行為となった。専制 君主が絶対の権力で君臨していて、これをのぞくことが立派な行為であった という中国の歴史に、日本人が親しんでいらいのことだろうが、昭和の日本 にはそのような圧政者などいなかった。にもかかわらず、浜口雄幸、井上準 之助、団琢磨、犬養毅、そして二・二六事件の斎藤実、高橋是清とつぎつぎ に要人が殺害されている。テロの目標とされた人をあげれば牧野伸顕、一木 喜徳郎、美濃部達吉、湯浅倉平、西音寺公望、鈴木貫太郎と穏健派と目さ れる人すべてである。日本の政治史とは暗殺史ではないかと思わせられる。 そして調べて情けなくなるのは、暗殺が国家にとってつらい損失であるにもか かわらず、犯人が英雄視されるのが普通、というだけではなく、なぜか世論 がそれを是認することであった。それを望んでいたといってもいい声や動き が、世の中にひろくあることである。

 孫引きですが、永井荷風の詠嘆だそうです。
 
 現在も事情は変わらないようですね。闇の権力、陰謀に立ち向かう者は、闇に葬られる。その前の脅しの段階でギブアップさせられてしまうんです。2002年に「爆弾発言」で闇世界に挑んだ民主党衆議院議員の石井紘基さんは世田谷区の自宅駐車場で包丁で左胸を刺され右翼の一人に殺されました。背後の闇権力は何一つ明らかにならないまんまです。
 司法権力も闇支配の傘下にあるのでしょうね・・・


 英雄を好む世論か五月雨る   仁


 関せず焉の風流奇譚


 ≫ 法律上の最高権限を持つ神社本庁の代表役員が神社地の売却を承認することにでもなれば、それは自らが制定した法規を自分の手で破壊することであり、神社本庁自体の瓦解を意味しよう。
 瀬戸内海地域に暮らす多くの人々を塗炭の苦しみに陥れる、人間の生死にかかわる問題を、いったい誰が責任をとるというのであろうか。これが犯罪でないならば、世の中に犯罪というものはない。 ≪   。。。山口県上関町 八幡宮宮司 林春彦手記 2002年5月「現代農業」増刊号


 これは上関の林宮司の死を賭した告発であり、神社本庁が原発マニアに荷担して日本の神々を抹殺してきたことの証左でしょう。翌年林宮司は偽の「退職願」によって解任され、神社本庁は原発賛成の宮司を任命したのです。林宮司は訴訟を起こしましたが、2007年3月突然倒れて亡くなりました。原発マフィアの犯行ではないかと憶測されています。
 日本国政府の神々の抹殺を告発した林宮司は「手記」を次のように結んでいます。

 ≫ 一木一草のなかにまで霊的な生命の存在を認めるのは、ひとり神道の思惟のの根本形式ばかりでなく、ひろくアジア的世界に生きてきた人々の素朴な観念でもあった。仏教においても、殺傷を厳しく戒めている。神社もまた宮辞としての戒律こそないが、目的とするところは、まったく同じであるといえよう。生きとし生けるものの尊き生命と豊かな自然にまさるものはない。鎮守の森や神社域なるものは、その根本の理念にかんがみても、現代に生きる者たちのためにのみ存在するのではなく、遠い祖先より受け継ぎ、未来の子々孫々に伝えゆくべきものなのである。≪   。。。同上

 上関町の人々と共に暮らしてきた人の素朴なスタンスでしょう。神々を畏れ敬い、自然の恵みと脅威の中で、支え合い、補い合い、連帯して共存してきた人々の共同の素朴な信仰でしょう。自然と共生して命のシンクロし合う世界と文化が日本だったのではないでしょうか・・・そしてこの世界は林宮司がいうように<現代に生きる者たちのためにのみ存在するのではなく、遠い祖先より受け継ぎ、未来の子々孫々に伝えゆくべきものなのである>のです。この青い豊かな水の地球は未来の子どもたちから借りているものだと凡愚老仁は信じています。
 この青い豊かな水の地球を豊かなままに未来の子どもたちに返さなければなりません。
 放射能の時代を到来させてはなりません。
 過ちは二度と繰り返してはなりません。
 総理大臣が原発売人として世界に売り回り、核武装も辞さない風潮は、これが本当に日本の進むべき道なのか、良識を失わずに、ひとり一人が問うていかなければならない責務ではないでしょうか。


 交わりし蜥蜴の安堵木下闇   仁


 恐れ知らぬは命の自然


 驕りと犯罪の蔓延する宮廷人の現実に絶望した人麻呂は人々が自然と神々を敬い共存する古の世界への回帰を願望し、現体制を告発しはじめたのではないかと想像します。人麻呂が回帰願望したその古の世界はどんなものだったのでしょうね・・・


 水底を恋しがりしか蝸牛   仁


 吾も知りたや古人のルーツ






★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 青柳仁リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 仁の万葉集を遊ぶv13v053007『 紫草やなりきり巫女の詩詠まん 』へどうぞ!!! ★★★



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



  


Posted by 青柳仁 at 23:34Comments(0)柿本人麻呂